|
聞き手の側にあるとき、あなたは話しをしている相手の目を見るでしょうか。 それとも見ないのでしょうか。 日本人は一般的に、時々見ては、時々視線を外すようです。話している側もそうして、お互いにその呼吸をはかっているものです。 たいていの人が無意識にそうしているはずです。 そういう行動様式が身に付いているものです。
そして、目と目でものを言っている。「アイコンタクト」です。相手の話しにたいして、自分の意志や意見を強く出すときは、瞬間的に相手の目を凝視します。 同意するときも否定するときも、それをきちんと相手に伝える必要を感じ、それを目で表現できる人はそうします。 穏やかな気持ちで同意するときは、「ふむ、ふむ」などとうなずきながら、相手の目をしばらく見続けるでしょう。 いっぽう、相手の話に関心や興味がない場合には、相手がいくら、「この儲け話、いいだろう。きみも一口乗ったら」と、しつこくすすめても、乗り気でないなら、視線を斜めに向けて、相手の目を見ないようにするでしょう。 こうして、相手にたいして、その話に興味や関心がないことを暗に伝えようとするものです。 人が相手の目を凝視するときは、意識的、無意識的に、いろいろなメッセージがこめられています。 会話のフィードバックを求めるときや目で連絡を取りたいときは、意識して相手の目を見ます。 また、相手に行為や敵対意識をもったときは、無意識に相手の目を見ます。 後者の場合、無意識に見つめてしまいます。 心理学では一般的には、男性よりも女性のほうが、向き合って話をするとき、相手の目を見る傾向があると言われています。 このことを知っていないと、男性は女性の気持ちを錯覚し、赤っ恥をかくことになりかねません。 前述しましたように、敵対意識の発露のこともあるからです。 また、女性は、相手に好意をもっている場合、相手の話を聞いているときより、自分が話しているときに相手の目をみつめる傾向があります。 |
|
|||||
Copyright (C)2015. 人相はあなたの心を映す鏡 All rights reserved. |