|
★「法令」というのは、小鼻脇から口の両側に流れているシワのことで、八字形に流れている線であります。
小人形法の観相では、小人形の脚に当たるところであり、逆人形法の観相では手にあたるところであり、これが深くハッキリと刻まれている人は、長命であるだけでなく、社会的にもそれなりの地位や立場にある人が多く、口八丁手八丁で仕事一筋に取り組む人です。 こういう人は、職業が安定している人か、人の頭領となって何か重要な仕事をなす人です。 自分に厳しいぶん、部下・後輩に対しても厳しさがあります。
この法令線が女性にあって、若くしてハッキリ刻まれているような人は 一芸または多芸に秀でて、キャリアウーマンタイプになる人で、家庭におさまって、育児や炊事などをするような人ではないかもしれません。 結婚している女性で、法令線が深いと、我が強く、夫と張り合う気持ちが強いため、家庭内で不和が起きやすいので、できるだけ自我を抑えることが必要です。 ただし頬の肉付きがよくふっくらしているために、笑ったりするときにできる法令線は、愛嬌線であって、キャリアウーマンタイプの法令線とは違います。
この法令線が女性にあって、ハッキリしない人は、職業的な能力は少なくても、家庭の中で目立たず従順に夫に従っていることが普通です。 こういう女性と結婚したい男性は、法令線がハッキリしていない人を選ぶといいでしょう。
男性で、この法令線が途中で切れていたり、本来一つの法令線が途中で二線三線して不明瞭に分かれている人は、職業が安定せず、途中転職したり、あるいは兼業するような事情が生じやすく、心が一定の目的に集中できない人です。 また、生家にとどまらず、養子縁組をする人にも法令の線が二重に表れることがあり、多くの職業を兼務していることがあります。 また、法令線が二重三重にハッキリ刻まれている人は、運勢的には良好で、たとえ兼業をしていても、成功している人が多いです。会社の社長でいろいろな会社の重役なども兼ねている人に出やすいです。
★自分の人相は自分の心境に応じて変化してきますので、自分の法令線はハッキリしているから、「自分は生まれつき頭領になる資格がある、大実業家として成功し得る素質があるから、小生は大丈夫だ!」などと慢心していると、怠けて何の努力もしなくなり、それ相応の人相になってしまいますよ。 こういう人は、法令線も自然に、途切れ途切れになり、その他の顔にも悪い気色や斑紋が表れて、せっかく、生まれつきの良き人相も崩れてしまうことがありますので、自分の人相に慢心することなく、努力を怠らないことです。 これに反して、生まれつき、たとえ法令線が浅くても、努力精進を続けて、一業にでも熱心に励むときには、法令の線もハッキリしてきて、運勢が開けて、独立独歩の生活を送ることができるようになるものです。 |
|
|||||||||||||
Copyright (C)2015. 人相はあなたの心を映す鏡 All rights reserved. |