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美しい顔の人を見ますと、「この人、話をしても面白くないだろうな」と思ってしまうことがあります。 美女なら、美女ゆえに近づき、話をしたいと男性は無条件に思いますが、「面白くないだろうな」とも思います。 ここでいう美女は、顔の造作が美しい人のことであります。 男性も同じで、造作が美しい男は、話をしても面白みがないように思えます。
どうしてなのだろうか。 見る側の感じとしては、造形が美しいと、そのことにとらわれ、人間的な魅力がにじみ出ていないように思える面もあるでしょう。 造形の美しさと内面の魅力をはかりにかけると、前者が後者を圧倒し、人間性や個性が表に表れにくいのです。 美男美女は、人間的に面白くなくても生きていけます。それだけで周囲がちやほやしてくれます。 美男美女にいわゆる三枚目のキャラクターがいないのも、周囲が三枚目として扱わないこともあるでしょう。 自分のキャラクターを磨く必要がないので、面白くもなんともない人間ができあがってしまうのです。 かりに苦労をしても、造作がよいと苦労の味が顔にでにくいです。 造作が美しくて二枚目俳優が歳をとって味があるよい顔になることが少ないのも、その悲劇を象徴しているといえるでしょう。 一方、不細工に生まれつくと、その分苦労しますね。 実社会ではそれがハンディキャップになることが実際にあります。 もともとの容貌では勝負ができないので、そのぶん、努力をします。 三枚目や脇役の俳優が、中年以降にすごく魅力的になるのもこのケースです。 |
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