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人と向き合って話しをするとき、まったく相手の目を見ない人は人間的に信用できない面があります。しかし、過剰に見つめる場合も魂胆がある場合が多いです。 一般に、西洋人は人の目をじっと見続けて話しをします。 平気で見つめることができますが、日本人はそれが苦手です。 だから、お互いに目を合わせることもあるし、相手の目から視線を外すこともあります。
日本人特有のお互いの呼吸の取り方と言っても良いでしょう。 ところが、日本人の中にも、相手の目をじっと見つめてそらさない人がいます。 これをやられますと、日本人は非常に気詰まりで息苦しく感じてくるものです。 日本人、それも大人が相手の目をじっと見つめて話しをする場合、魂胆があることが多いです。 恋人商法の詐欺はその典型です。ギャルがインターネットで交際相手をつのると、「もてないくん」が殺到します。 デートと称して、宝石や毛皮の販売会場へと相手の男性を連れ込み、最低でも何十万単位の高額な商品を買わせようと、相手の目を見つめ、「これを買ったあなたがリッチに見えるから、私、うれしいのよ」と迫ります。 男性が渋ると、さらには、「ねぇ、私の目がウソをついているように見える?」 といって追い打ちをかけてきます。 この表現はウソつきの常套句。ウソをついている目に違いないことは分かる人には分かりますが、逆手にとってやり方ですから相手によってはそれなりに通用します。 相手の目を見つめて口説くのも、女たらしのジゴロやホストの初歩的なテクニックです。 「見つめられて、ぐっときちゃって、そのままホテルへいっちゃった」 と、アホなギャルは脳天気に話していますが、男のほうは「ちょろいよね」と昨夜の獲物を思い出してほくそ笑んでいるだけです。 |
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