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目は心の窓と言いますが、瞳の大きさによって、相手の興味や関心の度合いが分かります。 いわゆる黒目は、中心に真っ黒な円形があり、その周囲がこげ茶色になっています。 この中心の円形が瞳(瞳孔)で、その周囲のこげ茶色の部分が黒目。 黒目はこげ茶色の薄い膜でおおわれていて、この膜を虹彩といいます。 虹彩には色素であるメラニンが含まれていて、これが多いか少ないかによって虹彩の色調が微妙に変わってきます。 一般に日本人はメラニン色素が多いので、黒あるいは茶色ですが、欧米人は色素が少ないために青く見えるということです。 童謡にある「青い目をしたお人形」とは、この虹彩の色調を言っています。 虹彩の働きによって、瞳の大きさを変化させて、眼球内に入ってくる光を調節します。明るいところでは瞳を小さくし、暗いところでは瞳を大きくします。
そして、興味や関心を持ちますと、瞳はぐんと大きくなります。 ある心理学者は、読書に熱中している人や何かに強い関心を示している人の瞳が大きくなっていることに気づいて、瞳が心を反映する窓になっていると考えて次の実験をしたようです。 女性に赤ちゃんの写真や男性のヌード写真を見せますと、瞳が20〜25%も拡大し、また、男性に女性のヌード写真を見せますと、やはり瞳が20%拡大したということです。 セールスマンやギャンブラーのなかには、じっさいにこの心理学的変化を活用している人がいるといいます。
ギャンブラーは、相手の瞳の変化を見て手の内を読みます。 セールスマンは、品物を見ている客の瞳が大きくなっているのを手がかりにして、売り込みに拍車をかけます。 いっぽう、客の側にすれば、目を合わさないようにしますと、こちらの心理を読まれなくてすみます。 瞳の動きを読み取られないためにサングラスをかけることもあります。 セールスで商品を売り込むときや、目当ての異性を口説くときなど、この心理学的知識があれば、相手の瞳を見て、脈があるかないか判断できますので、うまく活用するのも良いでしょう。 |
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