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人間の人体を宇宙に見立てた場合、髪の毛は宇宙の中で一番てっぺんにあり、非常に尊いものであります。 体の中には、いろいろな場所に毛が生えていますが、頭上の毛だけ髪（神）といいます。 これは頭上にあるものは尊く神であるから、髪(神)の毛のことを神（かみ）というのです。
ですから、髪質によってもいろいろ推測でき、赤毛や縮れ毛、あるいは太い髪、真っ黒の髪、剛毛なのは下品の相であるとみます。 また太い髪は弾力がなく切れやすいので、体力の弱さを表し、しなやかで細く柔らかい髪は粘りがあって勢力旺盛であるとみます。 人間、年を重ねてきますと、自然額が禿げ上がってきますが、これは自然の摂理であり、運勢が順調に展開していると考えられますが、禿げ上がり方が自然な感じでなかったら、天にむら雲の起こるようなものであり、運勢が停滞しやすいです。 30代ぐらいで額が禿げ上がる人は、天が早く晴れ上がるようなもので、出世が早いといわれており、反対に、髪が濃くて額にかぶさるようになっている人は、己を知らず品位が低いとされている。 |
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