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人相学のなかでも、「目」を中心に語られることが多いのですが、それは「目は心の窓」「社会の窓」「目は口ほどにモノを言う」と言われるように、その人自身を映し出しているからです。 男女が恋愛をするきっかけもアイコンタクトから始まるし、最初に出会って一目ぼれするのも、目を見て火花が散った瞬間のはずです。スタイルとかファッションとか顔全体の雰囲気で好きになったといっても、その中心になるのは目です。 目がどんよりしていたり、死んだような目つきであったら、どんなに美人であったとしても、男性は恋人に選ばないはずです。 ★ここでは、人相学・観相学・顔相学・人相占いにおいて、目の形・大きさ・位置、瞳やまぶたから、どういう性格や心理をしているのか、その読み解きについてご紹介しましょう。
★目は「社会の窓」「目で口ほどにモノを言う」と言われるように、喜怒哀楽の感情が大きく、情感豊かで、周囲の人の人気を集めます。 女優さんの顔を見たら分かるように、ほとんどの女優さんは目が大きい人が多いですが、感情豊かな表現をするためには、目が大きくないと、見ている観客に訴える力が乏しくなります。 また、大きい目は、自分の感情を隠すことができないため、性格的にも、陽気さ明るさがあって、行動力や情熱もあります。そのため、人から好かれ友だちも多いはずです。
★小さい目は、社会の窓も小さいことから、物事を内緒にすることが多く、内向的で秘密主義になりやすく、そのうえ、感情表現も大きくなく、真意が図りかねるため、やや人から敬遠されることもあります。 性格も控えめで、リーダーシップを取って人の先頭に立つようなことはありませんが、冷静に物事を判断して着実に進めることに長けていますので、研究者に向いています。あるいは、縁の下の力持ちで能力を発揮することもできるでしょう。 派手なパフォーマンスはありませんが着実に努力を重ねるので、大器晩成型です。
★丸い目は、というのは、女の子の漫画の主人公がすべて真ん丸い目で描かれているように、感受性が強く可愛らしさとか愛嬌もあって、好奇心も旺盛です。 陽気で行動力も旺盛で、興味があることなら、なんにでも首を突っ込みたがるところがあります。 理詰めで物事を考えるよりも、感覚的で感受性に優れているため、そのときの気分しだいで気まぐれに行動することも多く、周囲を戸惑わせることもあります。 丸い目の人は、基本的に瞳も大きいため、初対面でも打ち解けることが早く、そのぶん簡単に人を信用することもありますので、騙されないように注意することです。
★細い目の人は、感情はあまり表面には出さずクールですが、理知的で思考力があり、忍耐力もあって愛情も深い人が多いです。 じっくりと物事を思索できる知的な哲学者タイプです。 洞察力に優れているだけでなく、粘り腰で最後までやり抜く根性があるため、仕事でも派手さやパフォーマンスはありませんが、最後には、すばらしい出来具合を見せてくれます。 集中力を発揮できる仕事とか、何かの専門家を志すには向いているでしょう。 気をつけたいのは、純粋で人を疑わないため、都合のいいように利用されないことです。
★上がり目(つり目)かどうかは、見ただけで分かるもので、一見して、積極的で明るさはありますが、喜怒哀楽が激しく、負けず嫌いで気が強いところがあります。 基本的に、上がり目の人は、自己主張が強く頑固なところがあることと、会話をしていても自分中心の話しかしないため、人間関係での協調性はあまりないでしょう。 仕事などをすると、有能で段取りも早く要領もいいので、好結果を残します。 ただ、男女関係でも、ねちっこく嫉妬深いので、トラブルが起きやすい面もあります。
★下がり目(たれ目)は上がり目の人とは逆に、感情の起伏が大きくなく、穏やかで優しく、どこか憎めないような愛嬌すらあります。 この目の人は、喜怒哀楽といった感情をあまり表に出さず、自我も強く出さず控えめで、ある意味では、自己主張が少ないため、何を考えているのか分からないと言われることもあります。 性格は温厚で人から信頼を得られやすい反面、人から何か頼まれると断れないところもあります。 ただ、温厚でおとなしいなかに、バイタリティーを秘めていますので、最後まで物事を貫徹して、成功を収めることが多いです。
★出目とは、目が出っ張っている人のことを言いますが、こういう目を持った人は、目が飛び出して視野が広くなっているため、好奇心が旺盛で、どんなことでもよく見てやろうという精神も強く、物事に敏感に反応しがちです。 それだけにチャンスをモノにしやすいでしょう。 また、行動力や実行力、そのうえ洞察力もあって、交際も上手ですが、ただ感情の起伏が大きく、物事を中途半端で終わらせてしまいがちです。 行動も言葉も自由自在に振舞うのも特性ですので、人気商売に目の出ている人が多いです。
★奥目は出目のように、キョロキョロすることはなく、何事も繊細で神経質ではありますが、周囲の流れに惑わされるようなことはなく、自分が納得するまで考えてから実行するタイプです。 目がくぼんでいることは、外のことに心が動かされず、しっかりと物事を見ようとすることの表れであり、常にマイペースで、心に秘めたものは大きく、大願成就するだけの素養を持ち合わせている人が多いです。 男性は意志強固で信念を変えず粘り強さがあり、女性は貞操観念が強く、一人の男性を愛し続けます。
★目と目の間は、目の長さに等しいのが標準といわれていますが、この目と目と間隔がひろい人は、性格はおっとりしていて、周囲からは人気者であり、目上の引き立てを受けやすいです。 また、社交的で、考え方にも柔軟性があって、周囲の空気が読めて対応できる人です。 行動範囲も広く冒険的であり、そのうえ好奇心も旺盛ですので、好きなことを見つければ、なんにでも積極的にチャレンジしていきます。考え方はいつもポジティブです。
★目と目の間隔が狭い、いわゆる寄り目の人は、目が寄っているだけに、ひとつのことに集中しようとする意識が高く、物事への集中力が高く、ひとつのことに打ち込むことに向いています。 それだけに、自己中心的な考えになりやすいことと、また繊細すぎてまじめなために、冗談が通じにくいという面もあります。 ひとつのことへの集中力が高いということは、逆に言えば、考え方に偏りがあって、視野が狭いということでもあるので、自分の好きなことや興味のあることを早く見つけて打ち込むことが大切です。そうすれば成功の確率は高まるでしょう。
★女優さんの目をよく見て見ますと、左右の目の大きさの違っている人が多く、同じ目の大きさの女優さんを探すほうが難しいのではないでしょうか。 左右の目の大きさ違いは、もともと誰にでもあるものですが、それでも、ひと目で左右の目の違いが分かる人もいます。 こういう人は、雌雄眼と言われており、感情の起伏があって、二重人格的な意味合いがあり、過程で見せる顔と、職場で見せる顔、あるいは、内面と外面が大きく違っている人がいますが、仕事などでは特別な能力を発揮して、成功を収める人がいます。 また、勘も非常に鋭く、一種独特の考え方をする人がいます。 とくに女性は、男女関係に問題が起きやすく、トラブルを抱えることが多いでしょう。
★瞳の小さい人は、自分を守ろうとする意識が強いため、感情や表情をあまり表に出さず、自分の思っていることも口に出さず、自己表現は苦手です。 ただ、考え方は論理的で、自分がやり遂げようと決意したことは、最後までがんばる精神は旺盛です。 また、相手に心を開くまでには時間がかかりますが、相手をいったん信用してしまうと、全てをさらけ出すこともあります。
★瞳の大きい人は、瞳の小さい人の正反対で、性格も大らかでポジティブで、すぐに胸襟を開いて、隠しごとが少ないです。 当然、周囲の人や環境に対する観察眼も鋭く、空気を即座に読む能力にも長けていますので、周囲の人気者になるだけでなく、周囲の環境すらいい方向に変えてしまう能力があります。 女性で瞳が大きいと、自然と愛くるしく見えてしまうため、異性からモテる人が多くなるでしょうが、反面、恋愛でトラブルに巻き込まれる可能性も高くなりますので注意しましょう。
三白眼とは、黒目が比較的小さめで、上のほうか下のほうに寄っているような目を「三白眼」と言い、黒目が上によって、白目が下のほうに多いのが「下三白眼」、その反対が「上三白眼」と呼ばれることがあります。 ★この目の場合は、プライドが高く、モノに対する執着心も強く、執念深さもあり、ひとつのことに野心を燃やせば、どんなことでも達成することのできる可能性が高いです。 ただ、下三白眼の人は、冷徹で冷たい人が多く、また、不慮の事故に遭う確率も高い傾向があります。ケネディ大統領やダイアナ妃も、不慮の事故に遭っていますが、やはり三白眼でしたね。
★四白眼とは、黒目が小さく周囲が白目で取り囲まれているような状態の人を言い、頭の回転は良くても、神経質で精神的な安定さがなく、感情的になって暴言を吐くこともあります。 本来、黒目は自分の周囲の環境を見るところであり、その人自身を表しているものですが、その黒目が白目に取り囲まれているのは、周囲から阻害されていることに通じます。 そのため、本人は、警戒心が強く、情緒不安定で、人の言葉を信用できず、他人をひがみ根性で見て、嫌味を言ったり、嫌がらせをすることもあります。 あまりいい性格とは言えず、災難運もついて回ります。
★「車輪眼」は、ぐるぐると回り見渡しているように、落ち着きのない様子の表れた眼の状態を指します。 この目の動きは、どういうときにするのかを想像すれば簡単に分かるように、たとえば、泥棒が言えの中に入ってきたら、まずは、金目のものがあるかどうか、顔を動かさず、目だけをぐるぐる回しているはずです。 これは、落ち着きの心を表しており、隠しごとややましいことがあるときの目であり、あまり良い意味を持ちません。 目は心の窓ですから、その目がキョロキョロするのは、信念はなく、安定した精神がありません。
★目のまぶたが一重の人は、感情や情熱をほとんど表に出さず、そのうえ用心深く、自分のことを話したがらない傾向はありますが、何か物事に取り組むと、粘り強さと集中力を発揮します。 基本的にマイペースで人となかなか馴染めないところがありますが、信頼すると、心を許します。 冷静で感情に流されることはなく、感覚も鋭く洞察力もあり、人に誤解されることも多いタイプですが、心には熱いものを秘め、一途に突っ走っていくことがあります。
★目のまぶたが二重の人は、性格的に明るく感情表現が豊かで、積極的なコミュニケーションをとることができ、初対面の人ともすぐに心を開いて打ち解けることができます。 好奇心も旺盛で、興味があることには積極的に首を突っ込んでいくので、物知りで頭の回転も速く、何事も思い立ったら吉日で、じっくり熟慮することはなく、すぐに行動できる人です。 また、計画を立てることはせず、いきなりチャンスを掴もうとして失敗することも多いですが、人間的には憎めない人で、周囲の人には好かれているはずです。
目のまぶたが奥二重の人は、世渡りも上手で人間関係も上手く立ち回るので、家庭生活でも仕事でもストレスを抱えることはないでしょう。 また、なにごとも忍耐強く、押しつけがましい態度は取らず、臨機応変に相手に合わせることもでき、人と協調することに長けています。 若干軽い感じがして、他愛のないウソをつくことがありますが、悪意がないので人に嫌われることはありませんが、周囲からの信頼度はやや低いかもしれません。
目と眉の間をまぶたといい、広さの基準は人差し指ではかります。まぶたに人差し指をあてたとき、人差し指よりもまぶたが広ければ「広い」タイプです。 ★まぶたが広い人は、人の心を読むことに優れており、流行にも敏感に反応できるため、芸能関係をはじめ、客商売などにも向いており、客の要求を即座に読み取り対応することができます。 性格も大らかでのんびりしており、親切で思いやりが世話好きでもあるので、自然と交渉能力にも優れることとなり、上司などの引き立て運にも恵まれます。 ただ、まぶたが広くなりすぎると、人を信じやすいところから騙されることもあるので、甘言に乗らないように注意しましょう。
目と眉の間をまぶたといい、広さの基準は人差し指ではかります。まぶたに人差し指をあてたとき、人差し指よりもまぶたが狭ければ「狭い」タイプです。 ★このまぶたが狭い人は、性格的には純粋な明るさがあり、度量も大きいとされ、何事もわき目を振らず、一途にまっすぐ専心努力していく人です。 それだけに、頑固で自分のやり方にこだわってしまうため、目上からの引き立て運は得られにくく、自力で開運することとなりやすいです。 |
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