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人相学において、顎は顔の一番下の部分を占めているもので、顔を1個の宇宙に見立てた場合、あごは「天・地・人」で言うところの「地」を象徴しています。 「天」は理性や知能を司ることに対し、「地」は愛情とか本能、健康、現実の生活環境などを司るものですから、「あご」は愛情、性欲、物欲、本能的なもの、肉体的な健康などを象徴しています。 ★ここでは、「あご」の持っている本質とか、性格についてご紹介しましょう。
丸いあごをしている人は、性格も穏やかで、何事に対しても調和と協調を重んじ、人間関係も右か左に傾くようなことはなく、感情の起伏も穏やかです。 留意すべきは、その場を丸く収めるために、妥協することが多くなると、相手から八方美人に思われますので、注意が必要です。 仕事面においては、基本的に共同作業で成果を上げることが得意ですので、一人で頑張るよりもチームの一員として責任を果たすほうが結果として良い成果を上げるでしょう。
あごは愛情を表現するものですが、あごが尖っていると、愛情表現の豊かさが強く出ないため、どうしても冷たい感じになってしまい、人間関係に衝突を起こしやすくなります。 愛情が薄いぶん、理性的な知性が強くなり、理想やイメージを大切にするようになって、芸術や美術、音楽、美容、ファッションなどに適性を発揮する人もいます。 あごが尖って、口が小さいと、お雛様のような顔になって、行動力が乏しい人になります。
正面から顔を見て、角ばっているように見えるのは、だいたいあごが四角いために角ばった印象を与えているものです。 こういう四角いあごをしている人は、愛情とか物質欲が強い傾向があるため、恋愛にしても、仕事にしても、自分が気に入ったと思うものに対しては、とことん執着して他を顧みないことがあります。 性格も、理性よりも本能が優先されるため、健康面は問題ないにしても、自分が目標とするものに対して、何が何でもやり通そうとする気持ちが強いです。
「あごを摩りながらあごで人を指図する」という言い方をしますが、長いあごは、まさにその通りで、強い自信があるため、相手を支配したいという欲望も強く、ものすごく物欲や本能的な欲望も強いものがあります。 長いあごの人は、プライドも強いうえに、自己中心的な考えが強いため、人を自分の思い通りにしようとして、周囲から嫌われてしまいます。 信念が強く一途に打ち込む姿はいいとしても、相手に妥協することがないため、脚を引っ張られることも多いでしょう。
あごが短くて小さいあごは、幼児のようなあごということで豆顎と呼ばれています。 あごは愛情や物欲の強さの象徴ですが、ここが極端に小さい場合、家庭運や愛情運の薄さにつながり、たとえ愛されることがあっても、愛情で相手を包み込むような気持ちは起こりません。これは、幼児性を残しているからでしょう。 要するに、大人になりきっていない証拠ですので、行動力も乏しく、住所も落ち着かないし、安定した生活を営むことは難しいかもしれません。
あごは支配力や権威の象徴ですので、そのあごがひっこんでいるのは、人に依存的で人の言いなりになって、自分の意見を持たない傾向があります。 性格的にも、意志薄弱で飽きっぽく、消極的で、忍耐強いところがあっても、自分の意志で行動を決定できません。最初はやる気があって熱中することがあっても、飽きっぽさと根気のなさから中途で諦めてしまいます。 ただ物欲や支配力がなくても、精神的な活動は盛んですので、仕事などでは、いいアイディアを提案したり、新しい企画を立案することは可能でしょう。
割れたあごというのは、下あごの中央部が凹んで二つに割れたようになったあごのことですが、理性よりも情熱で動かされる人で、自分がこれをやりたいと直感で思ったことは、最後までやり通そうとします。 ただ、やり通したいという気持ちはあっても、いつの間にか、最初の熱意が冷めてしまい、飽きてしまうことがあります。 直感力に優れているので、よく考えてひらめいた直感を強く信じ、自分の興味がる仕事を深堀して仕事に活かすと大きな財や幸せを手にいれることができます。
アントニオ猪木のようなあごを、しゃくれたあごと呼びますが、個性溢れる性格で、情熱的で、感情的に行動するタイプです。 基本的に、何事をポジティブに考え、冷静に判断して行動することは苦手で、直感でいいと思ったものに対しては、全力でぶつかっていくことが多く、そのぶん失敗することも多いでしょう。 言葉も、冷静に考えてから口に出ることはなく、思ったことはすぐに口に出てしまうので、人に疎まれることもありますが、本人はいたって気にしません。思いついたことは果敢に挑戦して、リーダーシップをとることも可能です。 |
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