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人相学において、人間の顔というのは、自分を中心とした宇宙が表現されていますので、その顔の形や輪郭(りんかく)を見るだけで、その人の性格や特徴などがわかるのです。 人相占いとしての顔の輪郭の特徴としては、10のパターンがあります。 たとえば、丸型、卵型、ベース型、四角型、面長型、逆三角型、下ぶくれ型、大きい顔、小さい顔、しゃくれた顎などです。 この分類は、人によっていろいろあるでしょうが、大体は、このパターンによってある程度の性格や気質との特徴は現れているものです。 ★ここでは、顔の輪郭からわかる性格や特徴についてご紹介しますので、相手の性格や特徴を知るための参考にされてください。
★顔全体の輪郭が丸くふっくらして、顔の上下左右が均等な丸型の人は、見た目どおり、円満な人柄で、柔和な人が多いです。 性格も、楽天的で自由気ままで、人と争うようなこともなく、社交性があって人当たりも柔らかく、人の神経を逆なでしてトラブルを生じるよう なことはありません。 たとえ商売上の駆け引きをするにしても、自分だけが得するような駆け引きはできず、お互いに納得できて喜べるような商談をします。 基本的に心の状態は顔や肉体に反映されるように、丸型タイプの人は、考え方に角がなく、どの方向に転がしても丸くなるような性格にもなっているため、大きなスケールでものごとを考え、小事にこだわりません。
★あごと額が小ぶりで、頬はふっくらふくらんだ卵型の人は、理性的で落ち着き、のんびりした雰囲気があり、愛情も豊かで、周囲の人の気遣いも行き届いています。 それだけ人を大切にし、周囲との調和を心がけていますので、周囲からは信頼を得て、自然とこの人の周りに人が集まってきます。 反面、感受性は鋭く、心はデリケートなところがあるので、芸術的なセンスに恵まれることはありますが、自分から率先して人を引っ張っていくようなリーダーシップは期待できないでしょう。 こういう人の身体的特徴も、髪は細く美しく、手指も細く、全体的に華奢な体型をしていることが多いようです。
★頬骨からあごにかけてのラインの輪郭がベース型に似ている人は、自分で決めたことは、根気よく最後までやり遂げる根性がありますので、仕事でも趣味でも大成することができるでしょう。 とくに、同じ実験を何回も飽きずに繰り返すような研究職などは、適性適職にかなっているといえます。 こういう人は、自分の信念を貫く気風が強いので、人に媚びたるようなことはできず、あくまで実力一本で勝負するひとで、ある意味では扱いにくい頑固な一面があります。 ただ、冷静沈着で裏表がなく、内面には優しさが溢れていますので、人から相談を受けることも多いはずです。喜怒哀楽をもう少し出すように心がけると、周囲に誤解をあたえるようなことはなくなるでしょう。
★あごが四角で、頬骨が均等で顔のサイドラインが垂直な四角型の人は、見たからにがっちりした印象の顔で、決めたことは最後までやり抜く不屈の精神の持ち主です。 だいたいは、偏屈で頑固で、融通のきかないところはありますが、親分肌で正義心が強く、そのうえ、聡明で決断力に富んでいるため、何事も精力的に取り組むところがあります。 顔の四角張っている人は、転がることができないため、要領を利かして上手く立ち回ることは苦手で、最後まで自分の意地を通そうとするところがあります。 ですが、親分肌でリーダーシップは取れる人なので、もう少し包容力で人を大きく包み込むことができるようになれば、申し分ないです。
★顔が面長の長方形タイプの人は、知性と行動力、創造力に優れ、そのうえ頭の回転も早いため、相手との交渉力も巧みで、その場の雰囲気に応じて、臨機応変に行動できる性格です。 ただ、既成概念にとらわれず、自由に発想ができる人ではありますが、反面、思いつきや、そのときの気分で行動することが多いので、円満な人間関係を築くにはちょっと無理があります。 また、心を開放して、周囲の人に打ち解けることは少ないですが、自分と同じような発想をしている人には親近感を覚え、かなり深い関係になることもあります。 基本的に直観力に基づいた洞察力や観察力が優れているため、自分の好きなことに打ち込めば、集中力は強いので、かなりの好結果を残すことができるでしょう。
逆三角型の顔とは、額が広く、顔の下のほうにいくほど、あごがシャープになって尖った逆三角形型のことで、顔全体がやや小さく見えます。 ★こういう顔の輪郭の人は、肉体的な強さよりも、頭脳的なことを好むため、感情的になって行動するようなことはなく、常に計画性を持って冷静に行動します。 理論的に物事を考えることを得意とし、客観的に物事を判断できる人です。 また、顔の下部よりも上部のほうが広がっている人は、肉体的活動よりも知能的な活動のほうが勝っているため、神経も繊細で、天からインスピレーションなども受けやすいです。 ただ、考えすぎて優柔不断になることがあったり、自己過信に陥ったりすることと、また、全体的には精神的な弱々しさがあるため、人の先頭に立って周囲をぐいぐい引っ張っていくようなことはできないでしょう。
下ぶくれ型の顔とは、顔の上部よりも、顔の下部のほうが横に広がっている顔であり、つまり、額が小さく、あごが広く張り気味で、三角形のように見える顔のことです。 ★このように顔より下のほうが発達している人は、頭脳的なことよりも、煩悩や本能、肉体的なことに優れており、意志の強さや体力の強さが特徴です。 性格は、アウトドア派で、何事にもチャレンジ精神が旺盛で、自分の好きなスポーツや、やってみたいと思ったことなどには、後先考えずに果敢に挑戦する人で、ゆっくり考えてから行動に移すタイプではありません。 多くの経験を失敗で学んでいく人ですので、中年以後は、それらの経験が生かされ、人の上に立ってリーダーシップを発揮する人もいます。
★顔は、その人の中心となるものを表しているものですから、顔が大きいということは、それだけ存在感があるということにつながります。 よく「顔の面(つら)が大きい」などと言いますが、顔が大きいだけで偉そうに見えたり、威張ったりしているように見えるということです。 このため、顔の大きいほど、相手に威圧感を与える力があるため、問題が起きると、その解決のためにリーダーに祭り上げられなどして、自然と責任ある立場を任せられることも多く、いろいろなメリットがあります。
★小さい顔の人は、顔そのものがその人の器を反映しているものなので、顔が小さいほど、器が小さくなります。 そのため、精神の器が小さく、頑固でわがままな性格になり、自分の思い通りにならないと機嫌が悪くなったりヒステリックになったりします。 また、人を大きく包み込むような精神に余裕がないため、ものごとを好き嫌いかで判断したり、あるいは、他人の意見にすぐに白黒をつけてしまい、それで人を非難するようなことにもなります。 ただ、精神が鋭敏化して感受性が強くなるため、美術、芸術、音楽方面などには、適性がありますので、その方面では大いに活躍できるでしょう。
★よく「顎で人を使う」などという言葉があるように、顎は力の象徴であり、物質欲や愛情、性欲の強さなどを現しています。 ですから、しゃくれた顎の人は、精力的にも強く、考えるよりも先に行動する人で、かつ、感情的に行動することが多いですが、不屈の精神力を持っていますので、途中で根を上げることはありません。 顎で人を使うというぐらいですから、積極的に果敢に挑戦するのでリーダーシップも発揮します。 ただ、自分の決めた道を一筋に突き進むので、周囲との協調性に欠けるので、敵も作りやすく、孤独になることがあるので注意したほうがいいでしょう。 |
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