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鼻は人相学でどういう位置づけになっているのかといえば、鼻は自分自身であり、自我の宿るところであります。 この宇宙は「天地人」で成り立っており、頭(顔)は丸く球体であり、「天」、つまり宇宙を表しているものです。その宇宙の中心に自分がいるわけですから、その顔(宇宙)の中心を占めているのが鼻ということになります。 ですから、鼻は自我の中心なのです。 ★ここでは、鼻を自我の中心としてみた場合、鼻の大きさや形から性格や運勢がどうなるのかをご紹介しましょう。相手を見極めるときにお役立ててください。
私たちは、調子に乗っていい気になり自慢するようになった人を見て、「天狗になる」と言いますが、天狗は鼻が高いから言われています。 要するに、鼻が高くなりすぎることは、自我が強くなりすぎて、自分ひとりが偉くなったように錯覚することです。ブライトが高い人も鼻が高くなります。 ですが、人間には、ある程度の自信やプライドは必要としますので、低いよりも少し高いぐらいがちょうどよく、理想も高く掲げ、強い意志で実行する気概が生じます。
鼻の低い人は、粘り強い努力家で、地道に努力する人で、自己主張も強くないですから、人間関係も円満で、周囲からは好かれるでしょう。 周囲に突っ張って自分の意見を押し通すようなこともなく、周囲にあわせて行動するため、誰からも愛されやすいです。 ただ低すぎる人は、自我という意識が低いので、他人の言に左右されて自分を見失うようなことにもなりかねません。自尊心があまりなく、他人任せの人生になりやすいです。 赤ん坊は生まれたときは、鼻がほっぺたよりも低いぐらいですが、あれは、まだ自我が確立されていないので低いのです。
顔の中心に、太くてでっかい鼻が鎮座していると、つい自分でもいやになってしまうこともあるでしょうが、けっして運勢的に悪いということはないので安心されるといいでしょう。 こういう人は、生命力に溢れており、会社組織でも上位に立てるし、独立営業であっても成功する公算が高いです。人を使うだけの力も備わっており、強運の持ち主といえるでしょう。 ただ、鼻が大きい人は、自分の意見を主張することも強いので、周囲とのトラブルを避けて通ることはできませんが、それを乗り越えるだけの運の強さも持っています。
鼻が小さい人は、気配り上手で協調性があり、人前で偉そうにすることはなく、穏やかさがあるため、誰からも親しまれることが多いです。 その基本の考えは、あまり波風を立てたくないことと、つまらないことでトラブルに巻き込まれたくないということです。つまり、何事も穏便に事を進めたいだけです。 現状で満足することも多く、進取の気概には乏しいので何事もチャレンジしてみることも必要でしょう。 また、鼻が小さいのは自我か強くないことに直結しているため、堂々とした風格はありませんが、繊細で感受性は強くなるため、芸術面とか、一人で能力を生かせるような分野では、成功の余地は十分あります。
鼻先が丸い人は、先端が尖った人とは正反対で、鷹揚でのんびりしたところがあり、周囲の状況に配慮して行動することができるので、リーダーとしての資質を備えています。 男性には吉相です。金運も鼻先が大きいほどいいといえます。そういう人は、運も行動力も伴い大金を手にするチャンスもあります。
鼻先が尖っているというか、細くなっている人がいますが、こういう人は、自我の大きさ、つまり度量が狭く繊細な神経の持ち主なので、非常に扱いにくい人物です。 自分の意見は正しいと信じ込み、自分と違う意見の人を徹底的に排除するような厳しい意見を平気で言ったりします。意見そのものは的を射ているかもしれませんが、周囲の状況を配慮する余裕はないようです。 理想主義に走ったり、原理主義に偏りすぎるので、穏やかさが必要でしょう。
正面から見て鼻の穴が大きく見える人は、豪快で陽気な性格で、バイタリティに溢れていますが、お金の出入りが大きくても、出るほうが大きく浪費家でもあります。 鼻の穴が大きい人ほど、隠し事はできず、散財する傾向も強いですが、考えることのスケールも大きいので、事業家などには適性があるでしょう。 また、慎重さには欠けますが、こせこせしたところがなく、気持ちよく使いますので、周囲からは好かれ、会話も上手です。
正面から鼻の穴が小さく見える人は、地道で計画的に物事を進め、お金に関しても節約家で、浪費することは少ないです。鼻の穴があまりにも小さすぎると、出し惜しみすることが多く、ケチです。 豪快さはなく、謙虚でおとなしいタイプで、なんでも仕舞い込むところから、秘密を軽々しく漏らすようなことはなく、その点は信用されるかもしれません。
小鼻が大きい人は、お金の流通もスムーズに流れるため、お金をたくさんためることができます。そのうえ、小鼻の肉付きがよく、ふっくらして張っていると、さらに金運がアップします。 小鼻が左右に張り出して丸みを帯びていると、精力的で努力を惜しまず、大事を成し遂げようとする気持ちも人一倍強いため、財運も自然に恵まれ、貯めようと必死にならなくても、結果的に貯まってしまうのです。 こういう人は、努力した以上の成果が得られる運勢にあり、一代で巨万の富を築きあげる人もいます。 ただ、小鼻が張っていても、鼻の穴が少し上を向いて、正面から見ると、鼻の穴が見えてしまう人がいますが、こういう人は、お金がたくさん入っても、出て行くお金も大きいと言われています。
小鼻は、鼻の下部で左右に膨らんだところであり、男性にとっては、鼻は男性器にあたり、小鼻は睾丸に当たり、俗に「金玉」と言われるところです。 金玉と言われるだけあって、お金の出入り口になり金運を見るところであり、小鼻がふくよかで丸みがあれば、一生財運があるとされています。 小鼻の小さい人は、金運の出入り口が小さいため、入ってくるお金も大したことはなく、お金には縁がなさそうです。たとえ大金が入っても維持することはできず、いずれ財布から出て行くでしょう。 また、小鼻の小さい人は、お金よりも、美的なものに興味を持つ傾向があります。
鼻の頭が団子のような鼻を「団子鼻」と言いますが、鼻の大きい人と同じで、金運には恵まれており、一生苦労することは少ないでしょう。 金運があるといっても、宝くじに当たって一攫千金を得るのではなく、あくまで、地道に堅実に働くことで、気がついたら結果的にお金持ちになっていたというものです。 それと、行動力があってチャンスを逃がさないことも特徴です。 ただ、団子鼻でも、鼻の穴が小さいと、お金の流通が自由自在に働かないために、お金が入ってきても、出し惜しみするような人になります。
鷲鼻は、魔女鼻とも言われ、マイナスイメージが強いですが、実際には、がっちりした鼻の形をしており、陰気さはなく、欲望の強さから、負けず嫌いで競争心が強いです。 競争するライバルがいれば、俄然ポジティブになって頑張るので、地位や名誉を得やすく、努力しただけの結果も伴います。 いくら負けず嫌いだといっても、意固地さはなく、周囲には気さくに接することができ、自分の幸せより相手の幸せを第一にし、人間関係を何よりも大切にします。 ただ、心の中には、熱い情熱を持って、たゆまなく努力をする人です。
段鼻(だんばな)とは、鼻筋に高低の段があるように見える鼻のことです。 段鼻の人は、人の意見を聞かず、気難しい人で、闘争精神も旺盛ですから、普通の人にはなじめにくいです。 ですが、面倒見がよく、リーダーの資質は持っていますので、個人でやれるようなスポーツ選手や格闘家では、頭角を現して活躍している人も多いです。
鼻は自分自身を表しているところですから、その鼻が曲がっているということは、精神も曲がったようなところがあって、生まれつきひねくれた人が多いです。 ですから、物事を見ても、まっすぐ素直に見ることができず、なんでも自分に悪いように考えてしまうことがあるため、ストレスや不満がたまりやすく、そのうえ、対人的にもトラブルを起こしてしまいがちです。 また、鼻はお金の通り道でもありますので、その鼻が曲がっているのは、金銭的な出入りが少ないか、収入以上に支出が多く、お金が苦労が多いかもしれません。 |
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