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人相学では、ほくろには、「生きボクロ」と「死にボクロ」の二種類があります。 「生きボクロ」は、皮膚上に盛り上がった色艶の良いホクロで、一方、「死にぼくろ」は、皮膚の下に沈んでいくようなホクロで、形や色もはっきりとせず、色艶のないホクロを指します。 人相学では、ホクロのある位置やホクロの状態によって、いろいろな意味を持っていますが、そのときに大切なことは、そのホクロが「生きボクロ」か「死にボクロ」によって、吉凶が違ってくるということです。 また、ホクロの状態も色は茶色よりも黒になるほど、また小さなホクロより大きなホクロになるほど、運勢や性格に与える影響度は高いと判断できます。 ★ここでは、そういうホクロも含め、顔にあるホクロが、ホクロのある場所によってどのように性格や運勢、恋愛などに影響を及ぼしているのかをご紹介しましょう。
人相学では、額、つまり、おでこの真ん中を「司空(しぐう)」と言います。 ★ここにホクロがあると、賢い人が多く、個性的で自己主張も強く、そのうえ体力、気力ともに充実しているため、穏やかで落ち着いた生活を好まず、常に変化変動する世界に憧れます。 目先のことだけでなく、遠い将来のことも見通せるため、周囲からの人望も厚く、年齢とともに信頼も得られるでしょう。 この司空のホクロが「生きボクロ」であれば、個性の強さが好結果につながるため、上司や目上の人から引き立てられ可愛がられます。 反対に、「死にボクロ」の場合だと、自己主張のみが強くなって、周囲と妥協することができず、周囲の人間関係とうまくいかず、つまらぬトラブルを引き起こすことにもなりかねません。
★眉間にホクロが人は、頭脳明晰で物事の善悪をはっきりと判断できる判断力があることと、その判断に従った適切な行動も取れるため、難しい状況にいたったときには、周囲の役に立つ人材となります。 お釈迦さまの仏像などを見ましても、眉間にホクロがありますが、やはり、人々を救うための役割があったのでしょう。 こういう人は、常に新たな目標、目的に向かって生きていくことを信念とし、また、自分の願ったものは何でも叶うという相といえます。 とくに、精神的なもの、スピリチュアルな方面の仕事につけば、とくに吉相でしょう。たとえば、僧侶や神官や霊能師など、神仏に関わる仕事分野がいいです。 一方、眉間のホクロが「死にボクロ」であれば、自我が強く周囲から孤立しやすく、願望は達成しません。女性は出産で苦労します。
★額にホクロがあるといっても、どのあたりの位置にあるかが大切で、とくに、額の中央の上層部で、髪の毛の生え際にあるホクロは、あまり良い意味はなく、人間関係に問題を起こしやすいとされています。 人相占いでは、ここにあるホクロは、幼少のころから人間関係に苦労することが多く、とくに母親との折り合いで苦労をするとか、あるいは、母親と縁が薄くなるため、母親の愛情を知らないということもあります。 こういう人は、苦労の末に独立独歩で成功する人もいますが、母親との愛情が薄いことなどが原因で、目上に対する礼儀を知らない人もいるので、礼儀やマナーに注意して接することが大切です。 恋愛に関しては、相手の人の愛情を信じることができないため、自分勝手に別の人に目移りするなどして、何かとトラブルが多く、離婚の相もあります。
あごの脇の部分を、奴僕(ぬぼく)と言いますが、あごの一番下の部位の左右にあるところから、自分の後輩や部下を意味し、その人間関係を表しています。 ★ここにあるホクロが「生きボクロ」なら、部下や後輩からの支持や助けを得られ、仕事も順調にはかどるでしょう。 ★一方、ここにあるホクロが「死にボクロ」なら、部下や後輩が自分の役に立たないだけでなく、迷惑をかけられることも多く、仕事を推進する上でも何のサポートもありません。逆に部下の失敗やミスの尻拭いをさせられることもあるでしょう。
人相占いでは、目の近くのホクロは恋愛運を表します。 ★ホクロが目頭の近くにある人は、異性に対して積極的にアプローチするタイプで、セックスに関する良い運を持っており、良きパートナーに恵まれる可能性が高いです。 ただし、子供に恵まれにくいと言われていますので、もし、できにくいのであれば、早めに不妊治療を始めることも大切です。 ★目尻の横とか下にホクロのある人は、一般的に「泣きボクロ」「色ボクロ」「エロボクロ」などと言われているもので、異性の誘惑に弱く、すぐに肉体関係を結びやすいです。 何らかの利害関係で結びつくことが多く、精神的なつながりは少ないため、精神的には何か欲求不満が残るとか孤独感を感じているでしょう。
人相学では、唇のホクロは、食べ物好きで恋愛好きなことを表しています。 この位置のホクロは愛情の深さを表し、恋人や家族との愛情の縁を見ますが、唇のどういう位置にあるかによって吉凶の判断が違ってきますので注意が必要です。 ★上唇にホクロがある場合は、母性的で優しい人ですので、困ったことや危ないことがあると、誰かが手を差し伸べて窮地を救ってくれるという、ラッキーな運勢を持っています。 人生を何の目的意識も持たずボーッと渡り歩いていても、周囲からの手助けを得て、世の中を渡っていけるという人徳があります。 ★下唇にホクロのある人は、衣食住などの物質面を象徴しており、食や美に関すること、ファッションに関することなどに強いこだわりを持っている人です。 もともと衣食住に縁が厚いものがありますので、たとえ生まれた境遇が悪くても、自然とお金がある人と出会ったり、あるいは、仕事でのチャンスが巡るなどして、衣食住に恵まれるものです。 ★ただし、唇の中にホクロのある人は、どの位置にあっても良好な働きをせず、肝心なときに病気になるなどして、実力が発揮できないことがあります。 トラブルに対するとっさの対応が苦手なのは、緊張しやすい面もありますので、ふだんから精神修養に努め、トラブルに慌てないようにしましょう。
人相学では、鼻は金運と性的な関係を意味していますが、小鼻周辺にあるホクロはあまりいい意味はありません。 ★小鼻にホクロのある人は、異性に興味があってセックスアピールもあり、モテる人かもしれませんが、男女間のトラブルが起きやすいです。恋愛中も三角関係に悩まされたり、結婚後は浮気などで離婚騒動が起きやすいでしょう。 ★また、小鼻のふくらみ部分にあるホクロは、恋愛では恋が実ることがなく、たとえ愛し合っていても別れる事情が発生しやすいです。 ★小鼻のすぐ下にあるホクロは、浮気の相があって、ちょっとした優しい誘いに乗って、そのときのムードしだいでは、そのままホテルへ直行ということもあります。押しに弱いのかもしれませんが、周りの雰囲気に飲まれないことが大切です。 ★鼻の突端は準頭(じゅんとう)と言われますが、ここにホクロのある人は、性的な誘惑に人一倍弱く、とくに「死にボクロ」だと異性関係に歯止めがかからず、身が破滅することすらあります。お金に関してもいくら大金が入ってきても、それ以上に使うことが多いため、散財ボクロとも言われています。 無駄な出費には十分気を付けましょう。 |
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