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★意志の強弱を表す部分が意志宮です。これは頬骨によって観ます。
男性的な気骨のある人は、いずれも頬骨がしっかりしている人が多いです。 鼻を「我」を表すとすれば、頬骨は、鼻の周囲、つまり世間に大して、自我の意志力を張り出した象(かたち)です。 だから、この部分の秀でた人は、外部に対して自己を主張する力が強いから、一度言い出したことは必ず通そうとするような頑張りがあります。その結果、外部の人と衝突する恐れもあり、極端に自己主張がをしようとすれば、人から嫌われますので、そういう人は、よく自己反省して、周囲との調和を図る心が大切です。
★頬骨が張り出しているのも、これを大きく分ければ二種あるということができます。前へ向かって突き出しているものと、左右に向かって側方へ突き出しているものがあります。 前へ向かって突き出しているのは前進型であり、自尊心、自信力とも強く、これに前額部が発達して知能優秀を示している場合には、団体の指揮者として優秀であります。 頬骨が横に突き出している人は、中心から横にあまり張り出したら、物は破壊されますので、破壊性、獰猛性、横紙破りの性格を持っています。南方に居住する野蛮な人種は、このような頬骨を持っているようです。 これは獰猛なる猛獣の容貌と、馬牛のような温和な家畜の容貌を比べてみればよくわかるはずです。 猛獣は頬骨が張り出しているから、おおむね丸顔に見え、馬牛などは頬骨が張り出していないから、面長の顔に見えるでしょう。
日本の封建時代と比較して、現代の女性は、だんだんと「丸ぽちゃ」になっているのは、肉食の分量が多くなってきたために、だんだんと肉食獣の容貌を備えるようになってきたのではないかと考えられます。 つまり、頬骨が横に張ってきたということであり、性格的にも、周囲から圧迫されないで、ぐんぐんと自己主張をするような性格が、その容貌に表れてきたといえるでしょう。 これに反して、封建時代の女性は、従順さを求められてきたこともあり、頬骨の突出がほとんどなく、馬のように面長の表情をしています。 たとえば、歌麿の浮世絵の美人画のように、頬骨は張らず、面長に描かれているでしょう。 |
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