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★これは下瞼(したまぶた)と、やや目頭に近いほうの下瞼の下方であります。
だいたい、眼の瞳は祖先を表すと先ほど「田宅宮」のところで説明しましたが、瞼(まぶた)の形を見ますと、これは「唇」と同様に、生殖器とよく似た形をしており、肉体を心の表れであるとして観察しますと、眼は生殖器の象徴になります。 瞳は、祖先、つまり生命の根元であり、言い換えれば、生殖の根元でもあります。そして、眼の上が、「目上」(長上者)、眼の下が「目下」(年少者、子女)を表します。 キャバクラやソープランドなど風俗営業に携わる女性で、色情的雰囲気の勧業で日常生活を送っている人などは、眼の周囲は、どす黒くなっていることがありますが、それはその人の過去の生活の影を印しているのです。
だいたい、その人の「子女」を状況を問う場合には、上唇と鼻との間にある縦溝(人中)を「子宮」と観じて人相を見ますが、「眼」を生殖器として観相する場合と、「唇」を生殖器の象徴として観相する場合があります。 どこが異なるのかといえば、「唇」は眼よりも下位にあるわけですから、低い意味の肉体的な性欲の表現機関であり、眼は唇より上位にありますから、同じ性欲を表現すると言っても、恋愛とでも言うべき高等な感情を表現しています。 それは、お互いの眼と眼が見合うことで恋愛的感情が起こるのと、唇と唇とが触れ合って恋愛的感情が起こるのとでは、違いがあるようなものです。 ★根本は生殖本能から来るにしても、「唇」のほうは肉体についた働きをしており、「眼」のほうは、いっそう精神的な働きを表しているのです。 唇の上方の溝である「人中」は、子女を分娩する上に難産か安産か、何人生まれるかなどを表しています。 眼の下の子女宮は、その生まれてしまった子供の成育、健康、愛情等、父母的な感情を表していることになります。 老いて子もなく、孤独な人生を送った人などは、この眼の下の色つやの悪いのを見れば、自然とうなずけるはずです。 ★この部位の美しく豊かな人は、子女が健全に発育し、良き跡継ぎがあることを表しています。また、眼は唇と同じですから、眼の下部のこの部位が豊かに発達している人は、口より下へ出るもの、つまり言語が発達していますので、口が巧みであります。 |
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