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★これは俗に「目尻」という部分であり、古来の人相学では「魚尾(ぎょび)」と称しています。眼を魚の形に見立てると、ちょうど、魚の尾のようになっているからです。
眼の周囲全体をその人の家庭を表すとしますと、眼の上部の田宅宮は祖先からの贈り物、田畑、家屋敷等を表し、眼の下の子女宮は子孫の状況を表し、眼と同じ高さの「目尻」は、妻や夫との関係を表しています。 ★目尻が下がっているのは、自分の魂(眼の瞳)が下に対して傾斜している形ですから、下に対して寛大で愛情が深いことを表しています。 たいていの人は、年齢を重ねるにしたがって、目尻が下がってくるものですが、それは家族に向かってニコニコ笑っている機会が多くなるからです。その最中は目尻が下がっていますので、その肉体的習慣が顔に表れているのです。仕事に関しても、部下を思いやる心が厚いはずです。 ★その反対に、目尻が鋭く上がっている人は、心が鋭く、度量が狭く、「赦す心」が乏しく、目上に対して反抗心が強いです。こういう人は、自分の人相を見て反省し、度量を大きく、清濁併せ呑むようにし、大いに「赦す心」を養い、目上に対して反抗しないように心がけるといいでしょう。 もともと、人相は固定したものではなく、過去から蓄積されてきた結果としての現在の心境が形に表れているわけですから、自分の人相を観て、よく反省し、悪い相が出ていたら、それを修正できるような善行を積めば、その反対の良い運勢が待っているはずです。 ★目尻の部位に濁った色のシミまたは黒点、あるいは錯綜したシワなどがある人は、女難、または異性との難が予想されますので、行いにはじゅうぶん注意されてください。 |
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