|
★両眉の下から、上瞼(まぶた)の間を田宅宮といいます。この田宅宮は古来の観相法では、土地、田畑、家屋敷等を表す部位として田宅宮という名称がつけられていたようです。
だいたい、眼球、特に瞳は、その人の魂を表すところで、「眼は心の窓」という言葉はそれを表しています。 魂の光がそこに表れているもです。ですから、その人の魂が怒るときには、眼光鋭く人を刺すような光が出ます。その人の心が明るい人は、眼の光が明らかです。 眼の光が何となくどんよりしている人は、心も何となくどんよりと曇っているものです。眼が澄み切っている人は、その心も澄み切っています。
このように、瞳は「自分自身の魂」を表しているのですが、自分の魂の根元は誰であるかというと、先祖であります。それで先祖を表すのは「瞳」であるということがいえます。 ご先祖の魂が自分において外へ覗きだしているところが瞳であります。ですから、瞳に雲がかかると、先祖の魂が雲がかかったように暗くなっています。宗教的に言えば、祖先の霊が迷って苦しんでいるということを表しています。 さて、眼というのは、祖先の霊が、自分の魂となって覗き出している象(かたち)であるとすると、その周囲全体は、家庭または家族の状態を表していると観るのは当然のことです。 そこで自分の家庭または家族のうちで、その目の上、つまり、「目上」にある田宅宮は、家族の状態のうちでも、祖先から伝わっているところの土地、田畑、家屋敷、祖先の賜ともいえます。
田宅宮が広く豊かなる人は、祖先から伝わる固定資産が豊かであるということを表しています。ただ田宅宮が広く豊かなだけでは、必ずしも現在保持し得ているその人の固定資産が、豊かだというわけにはいきません。そこの色沢、清濁を見る必要もあります。 ★この部位に桃色が表れてくる場合には、桃色は、色情を表しますので、色情の過ちを警戒する必要があります。 眼のこの部位に桃色が表れてきた場合は、女難とか、性的誘惑の兆しがありますので、男女ともなるべく異性に近づかないようにし、異性に近づく機会があっても、なるべくあまり露骨に近づかないように警戒するのがいいでしょう。 よく、風俗などで働いている女性は、この部分に薄く紅を指してピンク色にしているのは、これは女難を商売にしているから、自然にそのことを容貌の上に表しているのです。 人工的な顔の粉飾であっても、自分がそのような粉飾をしたくなったのですから、すべて自分の心の内容が表れているのです。ですから、この点は注意しなければなりません。 |
|
|||||||||
Copyright (C)2015. 人相はあなたの心を映す鏡 All rights reserved. |