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ギリシャの医聖ヒポクラテスの四体液説というのがあります。 人間の身体に流れている体液の性質によって人の体質が異なるというものです。そして人間の体質を次の4つに分けました。 血液型の発見される最近まで医学者、心理学者も、体質を大別するときには、たいていこの4つに分けていたものです。
反応が敏感で、楽天的な活発な性格で、衝動的に動く性格です。皮膚が紅潮していて鮮やかである。
ヒポクラテスは、これを湿潤質といい、粘液質とも言います。リンパ液が多すぎるとされています。 多血質と反対に反応が不活発で、鈍重で因循姑息(いんじゅんこそく)です。皮膚は柔軟で青白く、時には赤味が混じって霜焼けのような皮膚ということです。
意志が強く、筋肉質であり、皮膚の色アサ黒く、胆汁の分泌が充分で、忍耐力が強いとされています。
感情がデリケートで、感じやすく、神経が鋭敏で皮膚は青白く、キメが細かく、ややともすれば憂鬱に傾きやすい。多血質と混じっている場合は明るい性格もあります。 ヒポクラテスは夢の中で神に薬草を教えられて、それを調合して病人に与えてそれがよく効いて医聖とまで言われたということです。 人間の体質を4つにわけた四体液説も、霊的なインスピレーションによって思いついたことであるから、現代までも長く通用したのかもしれません。 ともかく、このような分類だけでも、一見、人に接した場合には、この人はこんな性質の人だとわかるでしょう。 |
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