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何回も申し上げているように、 私たちがいつも抱いている心が形に表れ 人相になったものですが、 それではどうして生まれたばかりの赤ん坊にも それなりの人相があるのかと不思議に思う人もあるでしょう。 私たちは、父親と母親との交接によって、 偶然、生まれてきていると考えているかもしれませんが、 決してそんなことはありません。
私たちは、 この世に何回も生まれ変わってきているものであり、 前世において、いろいろ心に思ったことや さまざまな経験をしたことが集積されていて、 それらをしっかり背負って産まれてきているのですから 過去(前世も含む)の心の習慣性が 人相や体質にあらわれて生まれてくるのです。 人の生き様や性格は、 既に生まれたときには、色がついており、 白紙の状態で生まれてきているのではないのです。 したがって、またその人の運命もその心の習慣にしたがって、 大体決まっているともいえるのであります。 ですから、生まれたからには、好き放題なことをして、 あとは死ねば「ハイ・ソレマデヨ」というわけにはいかず、 最後は、自分に跳ね返ってくるのです。 ただ、過去の習慣性(心)によって、 人相も出来上がり運命の方向性もある程度決まっているとはいえ、 人間は心を自由に操ることができ、 自分の決意いかんでは、 どうにでも自分の自由になるのですから、 たとえ、現在の人相が悪いとしても、何も失望するようなことはなく、 あなたの心の持ち方ひとつで人相でも体質でも ある程度変えることができるのです。 また、修養の程度にしたがっては、大いに変えることができるのです。 |
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