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人は常に思い続けていることが、性格となり容貌ともなって、人相になっていくのです。 相撲取りは相撲取りの雰囲気を持ち、学校の先生は先生の雰囲気を持ち、坊さんは坊さんの雰囲気を持ち、役者は役者の雰囲気を持ち、商売人は商売人の雰囲気を待ち、泥棒は泥棒の雰囲気を持つゆえんです。 ですから、あなたが気持ちの良い清々しい雰囲気を持っているかどうかは、あなたの顔に化粧するとどうかよりも、大切なことです。 たしかに化粧も人に好感を持たれるためにするのでしょうが、化粧の下から俗悪な雰囲気が露呈してみえるほど、女性にとって悲惨なことはありません。 同じ食べ物を食べながら、ある人は脂肪太りするし、ある人はスリムボディーな体型になります。 同じ土壌に植えても朝顔からは朝顔が咲き、ひまわりからはひまわりの大輪の花が咲くようにも、環境が同じであっても、あなたの持っている魂の種に従って人とは違うものが咲くのです。たとえ兄弟であっても、魂の種は違います。 ですから、他人から心地よい雰囲気を持っていると言われるように、あなた自身が魂を磨いて魂に素晴らしい種を植えましょう。 常に幸福を心に描くのが魂を磨く近道です。 「自分は不幸だ」と思ったとき、不幸な環境が訪れてきます。 「悲しい顔」、「ふくれっ面の顔」、「憎悪に満ちた顔」、「不満のある顔」は、幸福な環境が逃げて、不幸な環境だけがあなたを取り囲むことになります。 あなたの「思い」があなたの人相をつくりますので、「思い」は彫刻家の役割を担っているのです。 人を憎めば、憎みの筋が顔に現れ、人を呪えば呪いのシワが刻まれます。 悲しみは顔の中に悲しみの流れを描き、年齢を意識すれば、年相応のシワが刻まれ、愛が深ければ、愛のある優しい顔相となり、心が冷たければ、冷たい印象の顔になります。 平穏で落ち着いた微笑みのある表情や、目標と希望に邁進している輝かしい顔には、その人に応じた若さと美しさが与えられますが、感情の起伏が大きく激怒するような人は、容貌も見苦しくなり、不快なシワを顔面に刻むことになるのです。 |
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