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ここで、まず知っておくべきことは、幸せそうな顔と不幸に見える顔とは、どういうことを指しているのかということです。 ここで言う「幸せそうな顔」とは、顔に表れている性格や才能・適性の良い面を活かして、自分らしさが出ている人のことです。 一方、「不幸そうな人」とは、顔に表れているような生き方をしていない人であり、つまり、顔が示す長所を生かさずに短所だけが表に出ている人のことです。 すべての顔のパーツには、長所があり、その長所が短所になることがあります。顔から自分の傾向を見抜き、自分の長所を活かして、短所に気をつければ、人生は幸せで楽しいものになります。 たとえば、「おしゃべりタイプ」の人は、自分らしさを出して、いつもおしゃべりをしていると、周囲にはそういう人を嫌う人もいるでしょう。そこで、自分らしさを出すということは、周囲との軋轢を生じないように気を遣いながら、おしゃべりして自分らしさを出すということです。 また、幸せの形は、人それぞれですが、自分らしさを知って生きている人は幸せであり、自分がわからずに眼をキョロキョロさせて他人の価値観に合わせ酔うとしている人は、不幸な生き方と言えるでしょう。 ★人間の幸・不幸は顔の輝きを見れば、その人がどれだけ幸せなのかを推測することができます。自分が幸せな顔をしているのか、間違った道を進んで不幸な顔になっているのかを二つのサインで知っておきましょう。
口角が上がっている人は、見るからに幸せそうですが、下がっている人は、不幸に見えるでしょう。つまり、笑顔の人は、幸せそうなのです。 生まれつき口角が下がっている人もいるかもしれませんが、そうではなく、人は、未来に対して楽観的に思っているか、あるいは悲観的に考えているかどうかで、口角が上がったり下がったりするものです。 たとえば、三ヶ月間以上、イヤなことが続くと、これから未来にかけてもイヤなことが続くのではないかと悲観的な考えに支配され、口角は下がり始めます。いいことが続くと、これから先もいいことが起きると期待できて、楽観的になり、口角は上がるのです。 もし、あなたが、宝くじを買って、一億円当たったとしたら、たとえふだん口角が下がっていたとしても、いやでも口角が上がってしまうではないでしょうか。 過去がしばらく不運続きだといっても、お先真っ暗と決め付けるのは早計です。次の瞬間何が起こるかは、誰もわかりません。未来が吉か凶かは誰にも分かりません。 少し、過去がうまくいかなかったからといって、口角を下げて悲観的な気持ちを持つと、目の前に訪れている輝かしいチャンスを見逃すことになります。 これからは、過去の不運の程度にかかわらず、将来に大きな希望を持つことです。 ★まずは、口角を上げる習慣をつけましょう。不思議にそれだけで明るい未来への希望が湧いてきます。どの業界でも、接客の基本として、笑顔が推奨させるのには、大きな意味があるのです。
顔の左右が大きく異なると、アンバランスで問題を抱えている人のように見えてしまいます。本当は、このアンバランスは、どういう意味を秘めているのでしょう。 実際のところ、左右差のない人はいません。 子供のころ、左右差がなくバランスが取れていた人も、社会人になると左右差が出てきます。それはなぜでしょうか? 顔の左右差は、脳の機能の左右差からきています。右脳の信号の大部分が顔の左側に表れ、左脳の信号の大部分が顔の右に表れます。右脳と左脳から送られてくる信号に違いがあると、顔の左右差となるのです。 一般的に、右脳はプライベートな生活で使う脳で、左脳は仕事上で使う脳です。つまり、顔の右半分に仕事上の自分が、左半分にプライベートな自分が表れます。 たとえば、右の口角が上がっていて、左の口角が下がっていれば、仕事には明るい希望を抱いているけれど、家庭生活には暗い影を落としていると読み取れます。 現代のストレス社会において、仕事上で大きなストレスを抱えたり、家庭で大きなストレスを抱えると、次第に左右差が大きくなってしまいます。しかし、左右差が大きい人が、必ずしも不幸だということはありません。 右脳の「思考」「感情」「行動」パターンと左脳の「思考」「感情」「行動」パターンにずれが出てきて、二種類以上の自分が存在するようになり、どちらが本当の自分なのか区別がつかなくて、混乱する危険もありますが、反面、多面的なものの見方や考え方ができるようにもなり、その特性を活かすことも可能です。 気をつけなければいけないのは、仕事の自分と私生活の自分の切り替えです。二種類の自分が存在していますので、その二つを使い分ける必要があります。その時々で自分の気分が変わりますが、それは病気ではありません。 もし、自分を一貫させたいのであれば、仕事の自分と私生活の自分を一致させる努力が必要となります。 ★いずれにせよ、顔の左右差が大きい人は、仕事と私生活のアンバランスを見つめ直すいい機会にしましょう。
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