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「口」や「舌」は、鼻より下にあって「地」に配属されているため、低俗なものを感じる器官とされます。 ですから、人前でグチャグチャと食べ物を食べたり、チューイングガムを噛んだりすることは非礼とされ、食事にピチャピチャ音を立てるのは下賤の相とされているのです。 下等動物は皮膚(細胞膜)と口と肛門だけしかなく、これは地的なもの(天的・・高尚に対して)しか持っていない下等なことを表しているのです。
眼耳鼻舌身(げんにびぜっしん)と並べて、だんだん上より下へと下等なものになってきます。 「舌」は「口」に当たるのであり、「身」は皮膚や粘膜の感覚器官を当たります。 「口」でも「舌」のほうは、まだ奥に位しているだけ深さはありますが、それでも食感は、遠くで感じるようなものではなく、「直接に触れる感じ」となり、視覚や聴覚、臭覚よりも下の位になるのです。 「眼、耳、鼻、舌、身」の「身」とは、皮膚や粘膜の感覚のことですが 粘膜の接触による性行動などは、もっとも表面的、最も下部に位する卑しい感覚ということになります。
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