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人間は、基本的に、自分の顔を自分で見ることができないように創られていますが、それは、自分を見る必要がなく他人に見せるためなのです。 自分の顔は、自分の思い、たとえば、怨み、妬み、喜び、怒り、悲しみなど、いつも一番強く描いている思いが、自分の顔に表現されており、それを他人に見せることによって、「あの人は恨みの塊のような顔をしているから近づかないようにしよう」「あの人の顔は喜びに満ち満ちているから、近づいて喜びを分けてもらおう」と判断させるためなのです。
顔というのは、それぐらい自分の存在感とか個性が表現されていますので、その顔を女性の正面に見せて、キスを迫っていくには、女性も心理的に強い圧迫感を受けてしまい、つい顔を背けたくなるものなのです。 男同士でも、話に夢中になって、顔を近づけてきますと、やはり顔を背けたくなるはずです。 女性といきなりキスをしようとするなら、ベンチなどで横並びに座ったときに、横から迫っていくとか、あるいは背後からそっと抱き寄せて、首筋や耳あたりに軽くキスをするのもいいでしょう。
顔を直接見せないほうが良いのには、もうひとつ理由があります。 男は女性の裸を見たら、それだけで興奮しますが、女性は男の裸を見ても、性的興奮は起きません。 つまり、裸とか顔を直接見せるよりも、声を聞かせるなどの聴覚のほうが性的興奮を誘発しやすいのです。 ですから、無事、唇を奪うことに成功したなら、次は、耳元で、やさしく愛を囁けば、ベッドインも近いでしょう。 |
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