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人相は、生まれついた顔のように思うかもしれませんが、その人の行いや考え方で、日々変わっているのが現実です。 ですから、「私は生まれつき人相が悪いもので・・」などというのは、ただの逃げ口上で、人相学でいう吉相とか良い顔というのは、顔のパーツがどんなに悪くても、それだけで悪相になったり、悪い顔になったりすることはありません。 すべて、自分が作った顔の履歴書みたいなものです。 ★ここでは、顔の吉相、良い顔の特徴といったものをご紹介しましょう。
★人相学では、顔を宇宙全体に見立てることがありますが、そうすると顔の大きさは、宇宙の大きさに比例することとなり、顔の大きい人ほど、度量が大きく、活動するスケールも大きいということになり、吉相です。 ですから、顔が大きいというだけで、相手に信頼感を与え、人を指導する立場になることが大きく、会社でも出世して顔役になる確率が高まります。 だいたい、顔が大きいだけで、できるだけ前に出まいと頑張っていても、どうしても目立ってしまい、結果的に人の前に押し出されてしまうものです。
★人相学では、顔は宇宙全体を象徴しているわけですから、その宇宙が丸いというのは、当然、丸いイメージからも分かるように、人間そのものが円満で、角が立たず、人付き合いも上手で吉相です。 そのうえ、ゆったりとした気持ちで包容力もあって、話しているだけで落ち着けるでしょう。ただ、敵陣に乗り込んで行って、話をつけてくるような頑強さはありませんが、温和で巧みな話し方でビジネス界では頭角を現すこともあります。 この丸い顔の人は、人をだまして自分のほうだけ有利になるような姑息な手段はとれないだけに人から信用されます。
★人相学では、顔は宇宙を象徴するもので、その顔が四角いということは、人間的には円満さにやや欠けるにしても、物事を追求したり、最後までやり抜くということでは、良相、吉相と言えます。 性格的には、頑固で、一度、自分で言い出したことは最後まで突っ張りますが、責任を全うするだけの根性があることと、それを可能にするだけの努力家でもあります。 リーダーシップを取って人の先頭に立つこともできますので、気をつけたいのは、周囲との調和に心がけることです。
★目は心の窓ですから、目が大きい人は、周囲を見渡す力も強いだけでなく、興味の対象も広がるわけですから、感受性も豊かになり、周囲の空気を読む力も強く、人との協調性もあり、吉相です。 目が大きいと、それだけ周囲から入る情報量も多くなるため、好奇心が旺盛で何でもやってみようというチャレンジ精神が強まり、また、世の中の流れにも敏感で、流行を取り入れるのも早いです。 目が大きいだけで、周囲からは目立つ存在になりやすいため、実力以上の評価を受けやすいでしょう。
目が細い人は、周囲をよく見ようとする好奇心は少なく、周囲から受ける感覚よりも自分の心の中にあるものを大切にし、それを深く考えるようなところがあります。吉相のひとつです。 ですから、見て即座に白黒をつけて行動するのは苦手で、一回、頭の中で思考をじっくりめぐらして、それから行動に移すことが得意です。 ★洞察力に優れ、的確な判断ができる人ですから、性格も、穏やかで気持ちに任せて怒りをぶつけるようなことはないでしょう。
★目が出張っている人は、周囲をキョロキョロ見渡すことができるため、周囲に対する観察力には相当優れたものがあり、人の意見を聞き、いろいろと気配りもできる人です。 当然、周囲の空気も読めて対応できるため、人間簡潔も円滑で、人に嫌われることはあまりないはずです。 こういう人は、転職したり、あるいは異動になることがあっても、すぐに環境変化に対応できて上手にやっていくことができるでしょう。 ただ、じっくり腰をすえて思索するようなことは苦手です。
★左右の目の間隔が離れている人は、集中力が分散するということで、性格的にはおっとりしていて、人に嫌味なことを言ったり、嫌がらせをするようなこともないため、周囲からから好かれます。 ただ、自分自身の考え方がはっきりしないため、やや優柔不断で、人の説得力に負けて、言いなりになってしまうことはありますが、それでも何かどっしりと構えた雰囲気があって、物怖じしないところがあります。 また、ひとつのことに打ち込むのは苦手ですが、その代わり趣味は幅広く、いろいろなことに興味を持ちます。
★目尻が釣りあがっていますと、いかにもキツそうな印象も持ってしまいますが、確かに気が強く負けず嫌いなところはあります。 ですが、人に弱みを見せることは苦手なので、できるだけ、それを自分の弱点をカバーするために、必死に努力して頑張る気力が強く、最後までやり抜きます。そのため、仕事などはきっちりと期限までにこなすでしょう。 喜怒哀楽も激しいですが、根は正直で、うそをつくことはできません。
たれ目の人を見ると、一見、眠たそうな目をしていることもあって、なぜか、安心してしまいます。性格的にも穏やかで親しみやすさがあり、自分に自信があるからかもしれませんが、他人の評価を気にせず、マイペースで自分の道を進んでいくところがあります。 ★表面的にはやる気がないよう見えても、内心には闘志を秘めており、一途な一面を持っています。 ただ、目尻が極端に下がっている場合には、自制心がきかず、浮気に歯止めがかからないこともありますので、注意しましょう。
顔を宇宙に見立てた場合、鼻は宇宙の中心であり、自分自身を象徴することになります。 ですから、鼻が大きいと、自分自身が強いということになって、自信家で自己主張が強く、プライドも高い性格になります。 ★この厳しい現実の世界を乗り切るためには、ある程度の自信と行動力がなければならず、そのためには、ある程度、鼻も大きなければなりません。 鼻が大きいと金銭管理も巧みにできる能力がありますので、お金に関係するような職場では大いに力を発揮できるでしょう。 ただ、鼻が大きすぎるのは凶相になり、傲慢不遜になって人から嫌われる性格となります。
鼻が高いというのは、自我が高くなっていることから、プライドの高さの表れであり、理想も高く、自信を持って行動できる人です。人生の荒波を乗り越えるためには、ある程度の自我の強さは必要であるし、自己主張や信念もしっかり持っていないとだめでしょう。 ★こういう人は、高い理想を掲げ、上昇志向も強く、そのうえ、直観力よりも頭の回転の早さで仕事のコツをつかむのも速く、職場での出世能力も高く、上司の信任も厚いです。 ただ、鼻が高すぎると凶相になり、自己主張のみが強くなって、人の意見を取り入れるだけの度量もなく、周囲から敬遠されるようになります。また、性欲も強すぎる嫌いがあります。
小鼻というのは男性器にあたり、両翼のふっくらしたところが、俗にいう「金玉」に当たるところです。 ★「金玉」と言われるだけあって、金運を見るところでもあり、小鼻が張って鼻の穴も大きいと、お金の流通が盛んであって、財運や金運があります。 お金儲けにも秀でていますので、それだけ社会的な活動力も旺盛で、努力を惜しまず、精力的に行動します。 ただ、鼻の穴が大きくて、正面からでも見えるようだと、お金が逃げて行くのも速いですから凶相になります。
口は食物が胃に入る器官であるばかりでなく、空中から酸素を吸う器官でもあります。 どちらも、生命に直結するものですので、口が大きいということは、それだけ生きるエネルギーが大きいということになります。 ★そういう人は、生命力に溢れていますので、話していても声が大きく、身振り手振りも大げさな表現をする人が多いです。 性格的には、神経質さはなく、大雑把なところがあって、些細なことにこだわらず、また、人情は厚く、愛情表現は豊かです。
★口の両脇である口角が上がっている人は、見るからに明るくポジティブな雰囲気があって、話していても笑顔で接してくれるため、非常に気配りの行き届いた人の印象を受けます。 性格も、空気が読めて会話上手で、誰とでも開放的に接するところがあり、周囲の人から人気を集め、幅広い人脈も持ちます。 誰からも好かれ社交上手なので、会社では秘書役などで活躍できるでしょう。あるいは営業マンとしても、交渉を上手にまとめることができます。良相のひとつです。
★唇も口と同じで、第二の性器を象徴していますので、唇の厚い人は、人を優しく包み込むような愛情が厚く、キスの上手な人が多いです。 性格的に喜怒哀楽があっても、感情的になることはなく、思いやりがあって気持ちを素直に表現できるため、恋愛をしていても楽しい人です。 何事にも愛情を注ぎますので、周囲から愛されるし、モテるタイプであり、異性から声をかけられことが多いようです。恋愛も情熱的な恋になりやすく、性欲も旺盛で、一途に愛する人です。
★唇も口と同じで、第二の性器を象徴していますので、唇に締りがないのは貞操観念が薄いことを意味しますが、唇が締まっていますと、異性関係に乱れはなく、吉相の唇と言えます。 また、唇が締まっているというのは、つまらないことを言わないとか、陰口を叩かないことにも通じますので、考え方もしっかりしていて、人をむやみに陥れるようなしない人で、誠実さがあります。 金銭的にも無駄遣いをせず、金銭管理がしっかりしています。
★西郷隆盛の銅像などを見ていますと、眉毛が非常に濃い印象を受けますが、吉相のひとつです。 人のリーダーシップが取れ、部下に対する指示も的確で、すべての責任は自分で取るという気概があり、人情も厚く、周囲からの信頼は厚いです。 自分の信念は曲げず、自分が正しいと思ったことは最後までやり抜く根性と、そのために努力のできる人です。
★眉毛が長いとは、目尻よりも眉毛が長いということですが、この眉毛の長い人は、性格的にも穏やかで感情に走るようなことはなく、物事を冷静に観察できる人です。 努力家で、仕事でも勉強でも熱心に取り組み、人からの助けを受けることのできる隠匿のある生まれで、吉相のひとつです。金運も厚く、無駄遣いをせず、堅実にお金を管理できる人です。 また、こういう人は、肉親や兄弟縁が厚く、お互いに思いやりがあり、また、長寿の相でもあります。
★眉が濃く湾曲した部分のない一の字形は、性格も一直線的になりやすく、婉曲したような表現は苦手で、言葉や行動にしても、思ったことがそのまま出てしまう性格です。 このため、営業関係やなどでの駆け引きなどは苦手な人が多く、できれば、対人関係を必要としない事務とか研究職なら、真面目なだけに十分活躍できるものを持っています。 仕事では、一直線に努力して進む人ですので、周囲からは信頼され人望も得られ、出世コースに乗ることも早いです。
★眉毛が上がっているのは、目が上がっているのと同じような印象を受けるもので、意志が強く、負けず嫌いで、自分の信じた道を進むことを行動哲学にしている人です。 こだわりも強く、人の意見に流されるようなことはありません。 妥協を許さないところから、自分が決めた目標や夢に対しては、一直線に突き進むので、努力と実力で勝ち取ることができるでしょう。
★きれいなカーブを描いて三日月形になっているのは、男性よりも女性の眉の特徴で吉相のひとつです。男性には難があって吉相とはいえません。 見た目にも美しいカーブを描いている眉毛は、性格的にも、正義心が強いわりには頑固さがなく、温和で包容力があって、感情も豊かで、女性らしさという点では申し分がないでしょう。 要領を得て会話も上手で、協調性もあって、周囲から好感はもたれますが、職業的に肉体的な労働は苦手で、できればお師匠さんと呼ばれるような専門の仕事が向いています。
顔全体を「天地人」という区分をすると、鼻より上の部分は「天」、鼻は「人」、鼻より下は「地」というふうに分けられます。 ★そうすると、額は「天」を象徴し、知能や知恵、理性など高尚なものを司っているため、知性が高く頭の回転が速く、社交上手であり、生まれながら天運に恵まれています。 このため、周囲からの愛情も厚く、仕事をしても自然と目上から引き立てられることが多いです。
★額が出っ張っている人は、「地」(物的なもの)も「天」(精神的なもの)のほうにバランスが傾いていることを示していますので、直観力が鋭く、人の心を読む能力も長けていますので、人間関係でトラブルを起こすことはないでしょう。 また、天からのインスピレーションも受けやすいので、絵画や芸術方面、音楽活動などには、適性があって活躍できる範囲が広がります。 余談ですが、猿などの動物は額が狭いですが、それは、頭脳が発達していないからです。
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