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★【第C図】の人相は、ふっくらした横顔であり、晩年になっても、栄養も体力も衰えず、この人の仕事も順調に進み、部下も財産も相当ある可能性が高いです。
家庭的な愛情も豊かですが、ともすれば愛情があり過ぎて、他の女性とのトラブルを抱えることも予想されますので、精神修養をして家庭円満を心がけることも必要です。 また、このような人相を持った人の妻は、常に夫に従順で愛情と微笑みと、優しい言葉遣いで接するようにすれば、家庭は円満に収まるはずです。 だいたい、その人の知性の発達の度は、耳の孔から額の正面の髪際までの寸法の長さによって測ることでわかり、その寸法の長いものは脳髄が発達しているということになります。 だから、耳は真横から見て、中央より後方に寄っているほうがいいのです。 動物は、耳より前方の脳髄が発達していないので、高級なる精神の発達はありません。 人間においても、後頭部は下級感情を司る部分ですので、この部分の発達している人は、基本的に肉体的または家庭的な愛情が深いのであります。 もっとも肉体的愛情も家庭的な愛情もともに必要なものであり、肉体的家庭的愛情があまりに乏しいときには、家庭を捨てて山に籠ったり、ただ学究ばかりに熱心であって、妻や子を大切にしない恐れもあるので、別に後頭部が発達しているのが悪いわけではありません。
★ただ、すべては調和することが必要ですから、高級感情が発達しないで性的感情ばかりが発達している場合には、バランスが取れませんので、肉体的愛情が溢れすぎて、かえって家庭を破壊することにもなるでしょう。 美的感情や宗教的感情などの高級感情ばかり発達して(前頭部)、後頭部が司る家庭的愛情や肉体的愛情がそれに伴わない場合には、これもまた家庭の悲劇を起こすことにもなりかねません。 この点は、自分の人相をよく考えてみて、自分の足らざるところを、できるだけ補うようにすることが人生を幸福にし、偏った生まれつきの性格を修正することに役立ちます。 人相を知るということは、宿命として「自分に与えられている運命は、これこれであるから、もうこれは宿命であって、いたし方がない」と諦めてしまうために知るのではなく、それを知ることで、自分の長所と短所とを知り、長所はますますこれを伸ばし、短所はできるだけ補うためのものです。
顔面の中央部は意志力を表していますが、横顔でもやはりそうです。 つまり、耳の前の部位に「命門」と言って長寿を表す部分があり、耳の後方に「抵抗性」と名づけられた部分(手で自分の耳の後部を触ると、「耳骨」と言って突き出している部分)があります。(第D図参照) ★顔面の中央部がじゅうぶん発達している人は、病気や災害に抵抗する力が強くて長寿であるとされています。
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