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観相学の成り立つ根本原理としては肉体は表面では見えないその人の心の状態を映し出したもの人が怒りをあらわにしますと、顔に縦じわがよって夜叉のようになり、人が笑顔になって穏やかな気持になると、戎(えびす)さんのような福を呼び寄せる顔にしぜんになります。
このことは、すなわち、肉体は心の影を見ているようなものであり、肉体そのものに積極的な意義はなく、心があってはじめて、肉体なり顔に心の状態を反映した表情が出てきます。 運命は、日々の考え方とか思想などによって、その人の心の状態が作り出したもの常に暗い心で前向きな考え方のできない人は、自然運命とか運勢といわれるものも、悪いほうへ悪いほうへと引っ張られます。 常に明るく積極的な人を許す寛大な心を持っている人は、鬼神も避けて通るように、良いほうへ良いほうへと運勢が引っ張られていきます。
顔はその人とその人の住む世界を代表し、顔の中心部位にある鼻は宇宙または環境の中心となる自我をあらわしています。 自我が極端に強くなりますと、よく天狗になるといいますが、これは自我の中心を表明している鼻が高くなることから言われています。 霊感の発達した人から自己尊大ぶる人を見たら、天狗のような鼻に見えるようです。 このようなことから、人相は当たるも八卦当たらぬも八卦というような不確実なものではなく、当たるのがあたりまえであって、人間は実にその顔のとおりであり、「天知る、地知る、己知る」であります。 女性の方も、こればっかりは化粧でごまかすことはできず、心の鋭い人は顔も鋭く、心のだらけた人は顔もだらけ、心の精悍な人は顔は引き締まり、心の柔和な人は顔も柔和になります。 女性が夫を選ぶ場合、まずは、相手の全貌を知るには、相手の顔全体からくる雰囲気をつかむことが大切です。
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